地球上の人口は2050年には93億人に達するといわれており、特に途上国では27億人の人口増加が見込まれています。これに伴い予想される食料不足と栄養不足の中で特に大きな課題となるのが、重要な栄養素であるタンパク質の確保です。

コオロギは飼育時の餌や水が少量で済み、体重あたりの温室効果ガスの排出も少ないなど、環境負荷の少ない持続可能な食料となる可能性を秘めています。グリラスではコオロギにテクノロジーを掛け合わせることで、 世界のタンパク質不足の解決にアプローチします。

世界中で食料不足が懸念されている一方、日本を含めた多くの国々では年間13億トンにもおよぶフードロスが発生しています。

コオロギはこのフードロスを餌とすることで、循環型のタンパク質生産を実現できます。グリラスでは、このようにして生産されたコオロギを世界中に届けることで地球規模のフードサイクルの構築を目指します。

コオロギはタンパク質やミネラル、ビタミン類など、生き物に必要な栄養素の多くを含む理想的な食材です。さらに、生産の過程で得られる副産物についても、様々な用途に活用することが可能です。

グリラスは、コオロギの基礎的特性にテクノロジーを掛け合わせて機能を最大化することで、食品領域にとどまらずヘルスケアをはじめとした幅広い領域でコオロギの持つ力を引き出し、ヒトを始めとしたあらゆる生き物の健康的な生活をサポートします。

世界に存在する様々な混沌や矛盾に対してコオロギで新たな調和を実現するためには、コオロギが社会に自然と受け入れられていく状況を創り出すことが不可欠であると私たちは考えます。

グリラスは、事業活動を通じてコオロギの持つ可能性を社会に示し、新たな市場価値を生み出しながら、 コオロギが生活の中で当たり前の存在となる未来を創造していきます。