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Why Cricket?

なぜコオロギ?

私たちが
「食料としてのコオロギの生産」に
取り組む理由をご紹介します。

コオロギの可能性

1. 環境にやさしいタンパク源

昆虫は他の家畜と比べ、1kgのタンパク質を生産するのに必要な餌や水の量が圧倒的に少ないため、限りある資源の有効活用が可能です。

加えて、一定の環境条件が整えば場所を問わずどこでも生産することができるため、大規模な土地を必要とせず、また、既存の建物や遊休施設なども活用できます。

さらに地球温暖化の一因と言われる畜産由来の温室効果ガスについても、昆虫は体重あたりのガス排出量が少ないため、環境負荷の低いタンパク源と言えます。

出典元

・温室効果ガス:Oonincx et al., 2010.

・水の量:Pimentel et al., 2004.

・餌の量:van Huis, 2013.

2. 「サーキュラーフード」としてのコオロギの特性

世界には食料不足や栄養不足といった課題がある一方で、多くの国々では農業残渣や加工残渣といったフードロスが日々大量に発生しています。

コオロギは以下の図に示すような様々な特性があり、食用利用に有望とされています。その中でも雑食性であることは大きな特徴で、餌への制限が少ないため、世界中で発生しているフードロスを餌として活用することが可能です。

コオロギはフードサイクルを実現することができる循環型の食品であり、持続可能な社会に必要となる”サーキュラーフード”です。

3. 栄養豊富な次世代タンパク質

コオロギは豊富なタンパク質に加え、亜鉛、鉄分、カルシウム、マグネシウム、ビタミン、オメガ3といった体に必要な栄養素を数多く含んでいる次世代のタンパク質といえます。

さらに、コオロギにはキチン質という食物繊維も多く含まれており、野菜に含まれる食物繊維と同様、腸内環境をきれいにする効果も期待できます。

また「陸のエビ」とも言われるコオロギは、昆虫の中でも特に優れた食味を持っており、香ばしいエビのような風味が特徴です。

コオロギの量産化に向けて

以上のような特徴を持ったコオロギは、繁殖力も高く通年生産が可能な上、高密度飼育により効率よく生産ができるため、新たな食用資源として期待されています。しかしながら、現在の飼育方法では手間やコストが掛かっていることにより生産コストが高くなっているという課題が存在しています。

コオロギを”サーキュラーフード”として社会に定着させていくために、グリラスは独自のテクノロジーでそれらの課題解決に取り組んでいます。